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相談ではなく明確な基準を決めよう

度々「相談」という言葉が耳に入ってきます。この「相談」という言葉について耳にするたびに「基準を作ればいいのに」と思います。今回は「相談」と「基準」について考えていきたいと思います。

はじめに私の周りで使われている「相談」について説明します。「相談」とは次のような意味で使われています。

なんらかの判断を行わないといけないとき、その判断の観点を他者に伺う、もしくはその判断が正しいのどうかを他者に伺う行為。

相談の問題点

私は「相談」という言葉があまり好きではありません。率直に言うと、嫌いです。それは、相談が引き起こすふるまいには次の問題点があるからです。

  • スピードが遅い
  • 権力者の考えによって判断が異なる
  • 自身で意思決定ができない

スピードが遅い

自分以外の誰かに相談するということは、次のようなタスクが必要になってきます。

  • 忙しい上司を捕まえる
  • 関係者とMTGの時間を設定する
  • 説明する資料を用意する

これらは本質的な仕事ではなく、仕事のスピードを遅くするだけのタスクにすぎません。

権力者の考えによって判断が異なる

多くの場合、なんらかの権利・権力を持っている他者に対して相談を行うことになると思います(なんらかの権利・権力を持っているので権力者と呼ぶことにします)。例えば、ある権力者はAと言いますが、他の権力者に聞いてみるとBと言います。このように権力者によって回答が異なる場合、現場は混乱します。

自身で意思決定ができない

自身で意思決定ができない環境でプロフェッショナルとして仕事を行うことは困難です。

相談ではなく明確な基準を決める

このように相談にはいくつかの問題があります。相談の問題が見えてきたところで、「基準」について説明します。

「基準」とは何かの判断を行うときの指標となるものです。例えば、火事が起こったら119番に電話しますし、泥棒に入られた時は110番に電話しますよね。誰も迷うことはないと思います。これは、明確な基準が定められているからですね。

私は相談ではなく明確な基準を決めるのがよいと考えています。それは、次のようなメリットがあるからです。

明確な基準を決めるメリット

誰が判断しても同じ

明確な基準があれば上長であろうが、あなたであろうが、誰が判断しても同じです。基準の前で立場は関係ありません。

その場で当事者が判断することができる

誰が判断しても同じ結果になるわけですから、いちいち誰かに相談する必要はありません。忙しい上司を捕まえたり、関係者とMTGの時間を設定したり、説明する資料を作成する必要もありません。今、この場であなたが決めればいいのです。

相談と明確な基準の比較

相談と明確な基準の比較をするために、2つの組織を例として考えてみます。

1つ目の組織では最終的な判断は上長に相談する必要があります。意思決定をするのに上長とのアポイントメントや説明資料が必要です。意思決定を行うためには1日程度かかるかもしれません。

2つ目の組織は明確な基準があり、その基準をもとに問題に直面している当人が判断を行います。明確な基準があるので、その問題に直面している人がその場で決めることができます。

この2つの組織を比較した場合、生産性が高いのは明らかに基準が明確な組織です。このように相談と基準のどちらの戦略をとるかで、生産的な面においての差がみてとれます。

考えてみよう

  • あなたの周りではどのような時に相談が必要でしょうか?
  • 相談が必要なことを明確な基準に変えることはできないでしょうか?

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