サッカー日本代表がベスト16にしかなれない理由

サッカー日本代表がW杯の決勝トーナメントでベルギーに敗れ、ベスト16になりました。日本のメディアは大いに日本の選手を称えています。この世論の雰囲気こそがサッカー日本代表がベスト16にしかなれない理由だと思います。

もちろん、予選を突破してベスト16に入ったのはすごいことです。しかし、W杯で優勝するようなチームにとってベスト16に入るのは当たり前のことなのです。優勝候補のブラジルが決勝トーナメントの1回戦で負けたらブラジルの世論はなんと言うでしょうか。おそらく、酷いバッシングをするはずです。

この空気がブラジル代表の選手たちの潜在意識に強く影響をしているわけです。ブラジルの選手たちはベスト16で勝つのは当たり前。絶対に負けられないと100%信じているはずです。

対して、日本代表の選手たちはベスト16になったことで少なからず何処かに満足感があると思います。これは選手たちのせいではなく、日本の世論が作り出している雰囲気のせいです。

開催国のほとんどが予選を突破して決勝トーナメントに進出するのも同じ理由です。自国開催のチームは絶対に予選を突破しないといけないと潜在意識に強く刷り込まれているわけです。

日本の空気感こそがサッカー日本代表の最大の壁だと思います。