2021/07/08 (更新日: 2021/07/13)

MAMPチュートリアル

この記事ではPHPの開発環境であるMAMPの使い方を説明します。MAMPを導入することでPHPの開発環境を簡単に準備することができます。

本記事はMacを対象として解説しています。Windowsをお使いの方は、適宜Windows環境に置き換えて進めてください。

MAMPとは

MAMPとはMacOSとWindowsで利用できる、開発環境です。Apache、Nginx、PHP、MySQLが同梱されており簡単にインストールすることができます。色々と知らない単語が出てきたかもしれませんが、ここでは単語1つ1つを理解しなくても大丈夫です。PHPの開発環境が簡単に準備できるツールだと理解すればOKです。

各単語の概要

PHP: サーバサイドで動作するプログラミング言語
Apache、Nginx: Webサーバと呼ばれるプログラムで、ブラウザからのリクエストを受けとり、対応するデータを返す
MySQL: データベースと呼ばれるプログラムで、データを保存したり取り出したりすることができる

Apache、Nginx、MySQLなどのプログラムはソフトウェアと呼ばれます。

MAMPのインストール

MAMPはインストーラーを使ってインストールを行います。まずは、インストーラーをダウンロードします。お使いのPCに対応したインストーラーをダウンロードしてください。

MAMPのダウンロード

クリックするとインストーラーがダウンロードされます。

MAMPのインストール手順（Mac版）

Mac版の手順です。バージョンによって手順が変わる可能性がありますが、基本的には続けるをクリックしていけばインストールが完了するようになっています。

この画面が表示されればインストールは完了です。

MAMPの起動(Mac版)

LaunchpadからMAMPアプリを起動します。MAMPとMAMP PROの2つがインストールされますが、MAMPの方を使います。

MAMPアイコンをクリックするとコントロールパネルが表示されます。

MAMPの設定（Mac版）

Mac版のMAMPは8888ポートでWebサーバ起動する設定になっています。開発がしやすいようにポートの設定を変更します。

MAMPコントロールパネル左上のPreferencesボタンをクリックすると設定パネルが開きます。

「Ports」タブをクリックします。
「80 & 3306」をクリックします。

すると、「Apache Port」と「Nginx Port」が80に、「MySQL Port」が3306に変更されます。OKボタンを押して変更を完了します。

MAMPコントロールパネルの操作

MAMPコントロールパネルの操作について説明します。

Webサーバの起動

MAMPコントロールパネル右上のStartボタンをクリックするとWebサーバが起動します。

Webサーバが起動するとMAMPコントロールパネル右上のStartボタンが緑色になります。

サーバーの停止

MAMPコントロールパネル右上のStopボタンをクリックするとWebサーバが停止します。

ドキュメントルート

Webサーバのセキュリティの仕組みとして、ドキュメントルートという仕組みがあります。ドキュメントルートは開発をしていく上でも理解しておく必要があるため、ここで説明しておきます。

ドキュメントルートとは外部に公開する場所です。ドキュメントルート配下に置かれたファイルのみがサーバの外部に公開されます。
ということは、ドキュメントルートに置かれたファイル以外は外部からアクセスができないということです。
インターネットは不特定多数のユーザーが利用しており、適切にアクセス制限を施す必要があります。そのための仕組みがドキュメントルートです。