Jekyllで数式を表示する方法

Jekyllで数式を使いたい場合は、markdownにkramdownを使うのがおすすめです。
というのも、redcarpet はワンライナーの書式しか使えません。
rdiscount は自分が試したところ、動作しませんでした。

次にMathjax.jsを読み込みます。

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<script type="text/javascript" src="//cdn.mathjax.org/mathjax/latest/MathJax.js?config=TeX-AMS-MML_HTMLorMML"></script>

これで準備は整いました。

Kramdown のドキュメントに書かれているサンプルを表示します。

$$
\begin{align}
& \phi(x,y) = \phi \left(\sum_{i=1}^n x_ie_i, \sum_{j=1}^n y_je_j \right)
= \sum_{i=1}^n \sum_{j=1}^n x_i y_j \phi(e_i, e_j) = \
& (x_1, \ldots, x_n) \left( \begin{array}{ccc}
\phi(e_1, e_1) & \cdots & \phi(e_1, e_n) \
\vdots & \ddots & \vdots \
\phi(e_n, e_1) & \cdots & \phi(e_n, e_n)
\end{array} \right)
\left( \begin{array}{c}
y_1 \
\vdots \
y_n
\end{array} \right)
\end{align
}
$$

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$$
\begin{align*}
& \phi(x,y) = \phi \left(\sum_{i=1}^n x_ie_i, \sum_{j=1}^n y_je_j \right)
= \sum_{i=1}^n \sum_{j=1}^n x_i y_j \phi(e_i, e_j) = \\
& (x_1, \ldots, x_n) \left( \begin{array}{ccc}
\phi(e_1, e_1) & \cdots & \phi(e_1, e_n) \\
\vdots & \ddots & \vdots \\
\phi(e_n, e_1) & \cdots & \phi(e_n, e_n)
\end{array} \right)
\left( \begin{array}{c}
y_1 \\
\vdots \\
y_n
\end{array} \right)
\end{align*}
$$

基本的な書式は以下のようになります。

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$$
\begin{align*}

LaTexの数式

\end{align*}
$$

また$$を使ってワンライナーで書くことも可能です。

$$ 5 + 5 $$

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$$ 5 + 5 $$

インラインにしたいときは\$$を使います。

$$ 5 + 5 $$

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\$$ 5 + 5 $$

このように文字中に数式を埋め込むことができます。

光は真空中を1秒間に約 $$ 3.0 × 10^8 $$メートル進む。 光速を $$ cc $$ で表す

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光は真空中を1秒間に約 $$ 3.0 × 10^8  $$メートル進む。 光速を $$ cc $$ で表す

表記の確認にはMathJax checker を使うと便利です。
LaTeX 書式の数式をリアルタイムで確認することができます。

LaTexの書式に関しては以下を参考にしてください。

http://www.onemathematicalcat.org/MathJaxDocumentation/TeXSyntax.htm

参考リンク

レガシーコード向けに修正した部分だけPHP構文チェックをする仕組みを作った

修正した部分だけPHPの構文チェックをする仕組みを作ってみました。
構文に問題があればGithubのPull Requestにコメントされます。

2016-06-23_php-syntax-check

この方法のよいところは既存のソースを変えることなくPHPの構文チェックの仕組みを導入できることです。
規約に沿っていないコードが大量にあり、かつテストコードがないような環境(レガシー環境)にも導入することができます。

使用したツールは以下です。

また、packsaddleのツールはRuby製ですので、Rubyが動作する環境が必要です。

サンプルとしてGithubにphp-syntax-checkというリポジトリを作成しているので参考にしてください。

以下のスクリプトをCircleCIで実行しています。

check_syntax.sh

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#!/bin/bash

echo "Start"
LIST=`git diff --name-only origin/master | grep -e '.php$'`

if [ -z "$LIST" ]; then
echo "PHP file not changed."
exit 0
fi

if [ -n "$CI_PULL_REQUEST" ]; then
git diff --name-only origin/master \
| grep -e '.php$' \
| xargs vendor/bin/phpcs -n --standard=PSR2 --report=checkstyle \
| bundle exec checkstyle_filter-git diff origin/master \
| bundle exec saddler report \
--require saddler/reporter/github \
--reporter Saddler::Reporter::Github::PullRequestReviewComment
fi

仕組み

以下の3つのセクションに分類されます。

  • 対象のファイルを抽出
  • 構文チェック
  • 結果をレポート

1. 対象のファイルを抽出

以下のコマンドでmasterと差分のあるファイル名を取得します。

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git diff --name-only origin/master

さらに grepで拡張子が .phpのファイルのみ対象にします。

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git diff --name-only origin/master | grep -e ‘.php$'

2. 構文チェック

構文チェックツールは好きなものを使えます(CheckStyleフォーマットで出力できるものに限りますが)。
今回はPHP_CodeSnifferを使いました。

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xargs vendor/bin/phpcs -n --standard=PSR2 --report=checkstyle

xargsは前のコマンドを引数でとるために必要です。

以下のコマンドでmasterとブランチの差分をチェックして、差分があるところのエラーを検知対象のエラーとしています。

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bundle exec checkstyle_filter-git diff origin/master

エラーの差分の抽出にcheckstyle_filter-gitというツールを使っています。
これは、入力として渡したCheckStyle formatの文字列から、変更した内容の部分のエラーを抽出するツールです。
例えばファイルの10行目〜15行目を変更した場合、その行で発生したエラーのみを抽出します。

3. 結果をレポート

saddlerを使って結果をGithubに通知します。

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bundle exec saddler report \
--require saddler/reporter/github \
--reporter Saddler::Reporter::Github::PullRequestReviewComment

注意点としては、PRを作っていないと通知でエラーとなります。

ですので、Pull Requestがあるかどうかをチェックするif文をいれています。
$CI_PULL_REQUEST はCIrcleCIの変数で、Pull Requestが作られていればこの変数にURLが格納されています。

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if [ -n "$CI_PULL_REQUESTS" ]; then

fi

また、通知にはGITHUB_ACCESS_TOKENを発行して環境変数に登録しておく必要があります。

CircleCIの環境変数の設定については、以下を参照ください。

また、通知ではなく単に結果を出力する場合は、saddler/reporter/textを指定します。

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bundle exec saddler report \
--require saddler/reporter/text \
--reporter Saddler::Reporter::Text

以下は、出力があった場合はエラーにする例です。

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RESULT=`git diff --name-only origin/master \
| grep -e '.php$' \
| xargs vendor/bin/phpcs -n --standard=custom_ruleset.xml --report=checkstyle \
| bundle exec checkstyle_filter-git diff origin/master \
| bundle exec saddler report \
--require saddler/reporter/text \
--reporter Saddler::Reporter::Text`

if [ -n "$RESULT" ]; then
echo ""
echo "An error has been detected,this following:"
echo "$RESULT"
exit 1
fi

その他

ファイルのエンコードがEUC-JPのソースコードに適用したところエラーとなりました。
リポジトリをフォークして対応しました。

1.1.0より使えるようになりました!

以下のように設定します。

Gemfile

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gem "checkstyle_filter-git", git: "https://github.com/shoyan/ruby-checkstyle_filter-git.git", branch: "implement-exec"

iconvでgit diffの出力結果の文字コードをEUC-JP->UTF-8に変換して渡せるようにしました。

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git diff --name-only origin/master \
| grep -e '.php$' \
| xargs phpcs -n --standard=custom_ruleset.xml --report=checkstyle \
| bundle exec checkstyle_filter-git exec "git diff origin/master | iconv -f EUCJP -t UTF8"

PRもしているので直ることに期待です。
Mergeいただきました。

サンプルとしてGithubにphp-syntax-checkというリポジトリを作成しているので参考にしてください。

関連記事

参考リンク

ShellのTipsてきなやつ

ShellスクリプトのTipsです。

シェル変数の初期化をする

変数に値が設定されていない場合は、指定された値を返します。

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: ${VAR:=初期化する値}

パラメーターを取得する

$@ にパラメーターが格納されています。

例えば以下の記述をした for.sh ファイルを作成します。

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for role in "$@"; do
echo $role
done

以下のように出力されます。

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$ ./for.sh hoge moge
=> hoge
moge

評価結果を変数に格納する

"$()" で囲めば、評価結果を変数に格納することができます。

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$ name="$(hostname)"
$ echo $name
=> shoyan-pc

# 以下も同じです。

$ name=`hostname`
$ echo $name
=> shoyan-pc

if と test コマンドの合わせ技

ifとtestコマンドを使う場合はtestコマンドを省略した[]がよく使われます。

[ 文字列1 = 文字列2 ]
[ 数値1 オプション 数値2 ]
[ オプション 評価対象 ]

[ の直後と ] の直前には必ず半角スペースが必要です (無いと正常に動作しません)。

ちなみに比較は == でなくて =です。

シェルの比較は文字列の比較と数値の比較があり、それぞれに対応するオペレーターがあります。
そのせいで複雑になっている印象があります。

数値の比較

数値1と数値2が等しいかどうか

-eq、もしくは =を使います。

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$  [ 1 -eq 1 ]; echo $?
0
$ [ 1 = 1 ]; echo $?
0

数値1と数値2が等しくないかどうか

-ne を使います。

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$  [ 1 -ne 2 ]; echo $?
0

!= でも動作しますが、慣習的にあまり使わないようです。

文字列の比較

文字列1と文字列2が等しいかどうか

同じ場合にtrueを返す=と その否定である != を使います。

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$  [ "hey" = "hey" ]; echo $?
0

ちなみに数値の比較に使う -eq で比較したところエラーとなりました。

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$  [ "hey" -eq "hey" ]; echo $?
[: integer expression expected: hey
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文字列1と文字列2が等しくないかどうか

文字列比較のNOT条件
!=を使用します。

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[ "$hoge" != "fuga" ]

数値比較のNOT条件

数値の比較の場合は -ne オプションを使うのが慣習のようです。

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[ 1 -ne 2 ]

変数が空かどうか

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[ -z "$hoge" ]

空でないかを判定する場合は -n を使います。

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[ -n "$hoge" ]

findで抽出したファイルをreadコマンドで1行ずつ処理する

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find application -type f -name "*.ini" | while read LINE; do wc -l ${LINE}; done;

実行ファイルのあるパスを取得する

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echo "$(cd $(dirname $0);pwd)"

1つ上のディレクトリは以下のように取得する

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echo "$(cd $(dirname $0);cd ..;pwd)"

参考リンク

Treant.jsでツリーダイアグラムを描画する

Treant.jsとはツリーダイアグラムを描画するためのJavaScriptライブラリです。
Treant.jsでツリーダイアグラムを描画してみました。

http://codepen.io/shoyan/details/MeaqzN/

簡単なサンプルを作ってみる

まずは簡単なサンプルを作ってみましょう。

http://codepen.io/shoyan/pen/qNOMoN

codepen.ioを使うと簡単にサンプルが作成できるので便利です。

Treant.jsを利用するには、いくつか必要なモジュールがあります。

JS

CSS

BaseとなるHTMLのテンプレート

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<!doctype html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8"/>
<title></title>

<!-- stylesheets -->
<link rel="stylesheet" href="http://fperucic.github.io/treant-js/Treant.js" type="text/css"/>
<style>
body,div,dl,dt,dd,ul,ol,li,h1,h2,h3,h4,h5,h6,pre,form,fieldset,input,textarea,p,blockquote,th,td { margin:0; padding:0; }
body { background: #fff; }
/* optional Container STYLES */
.chart { height: 159px; width: 332px; margin: 5px; margin: 5px auto; border: 3px solid #DDD; border-radius: 3px; }
.node { color: #9CB5ED; border: 2px solid #C8C8C8; border-radius: 3px; }
.node p { font-size: 20px; line-height: 20px; height: 20px; font-weight: bold; padding: 3px; margin: 0; }
</style>
</head>
<body>
<div id="tree-simple" style="width:335px; height: 160px" </div>

<!-- javascript -->
<script src="http://fperucic.github.io/treant-js/vendor/raphael.js"></script>
<script src="http://fperucic.github.io/treant-js/Treant.js"></script>
</body>
</html>

JS

JavaScriptファイルです。設定をJSONで定義して、コンストラクタに渡しています。

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simple_chart_config = {
# chartの設定をします
chart: {
container: "#tree-simple"
},
# ノードを定義します
nodeStructure: {
text: { name: "Parent node" },
children: [
{
text: { name: "First child" }
},
{
text: { name: "Second child" }
}
]
}
};
# コンストラクタ
var my_chart = new Treant(simple_chart_config);

基本的には、nodeStructureに必要なノードを定義して、CSSで見た目を調整するという感じです。
アニメーションにも対応していて、その場合はjQueryが必要だったりするようです。
サンプルも色々あるので参考にしてみるとよいと思います。
http://fperucic.github.io/treant-js/

[Ruby]CSVファイルのエンコードをsjisに指定する

日本語の場合、CSVのファイルエンコードをShift JISにする要件がけっこうあると思います。
RubyのCSVライブラリは、encodingというオプションが用意されており、encoding: ’sjis’ のようにファイルエンコーディングを指定できます。

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require 'csv'
CSV.open("hoge.csv", "wb", encoding: 'sjis') do |csv|
csv << ["ID", "担当者", "メールアドレス"]
end

nkfコマンドを使ってファイルエンコーディングを確認します。

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nkf -g hoge.csv
Shift_JIS

Shift_JISで作成されていることが確認できました。