Chefのworkerが詰まって処理が進まなくなった

chefを実行したらこんなメッセージがでた。

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WARN: Chef client 24431 is running, will wait for it to finish and then run.

前回実行したChefが途中で詰まってしまい、ウンともスンとも言わなくなったので Ctrl + Cでとめたが、プロセス自体は残ってしまっている。

こんな感じで2つchef-clientのworkerが立ち上がっている状態。

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[shoyan@server01 ~]$ ps aux | grep chef
root 24373 0.0 0.1 178168 2992 ? Ss 10:22 0:00 sudo -p knife sudo password: chef-client -S http://127.0.0.1:18889
root 24426 0.0 3.1 262164 61072 ? Sl 10:22 0:01 /opt/chef/embedded/bin/ruby /usr/bin/chef-client -S http://127.0.0.1:18889
root 24431 0.0 7.1 1078932 138052 ? Sl 10:22 0:03 chef-client worker: ppid=24426;start=10:22:49;
root 26701 0.0 0.1 178168 2996 pts/3 Ss+ 10:50 0:00 sudo -p knife sudo password: chef-client -S http://127.0.0.1:18889
root 26754 0.0 3.1 261996 60896 pts/3 Sl+ 10:50 0:01 /opt/chef/embedded/bin/ruby /usr/bin/chef-client -S http://127.0.0.1:18889
root 26759 0.0 3.0 261996 57760 pts/3 Sl+ 10:50 0:00 chef-client worker: ppid=26754;start=10:50:38;

1時間ほど経過しても何も進まないので、プロセスをkillしてみた。

TERMシグナルを送ってみたが、反応なし。

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# kill -s TERM 24431

killシグナルを送るとプロセスが終了し、ペンディング状態となっていたChefが実行された。

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# kill -s KILL 24431

マカレルでサーバーを監視する

サーバーの監視にマカレルを導入してみました。
使ってみた感想としては、難しい設定もなく簡単に導入することができて、とてもよくできているなぁと関心しました。

マカレルエージェントのインストール

マカレルでサーバーを監視をするには監視対象のサーバーにマカレルエージェントをインストールする必要があります。
また、事前に申し込みをして、apikeyを発行しておく必要があります。

マカレルエージェントのインストールはChefを使って行います。
cookbook-mackerel-agentを使いました。

metadata.rb

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depends 'mackerel-agent'

recipes/default.rb

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include_recipe 'mackerel-agent'
include_recipe 'mackerel-agent::plugins'
yum_package 'mackerel-check-plugins'

cookbook-mackerel-agentだけだとcheckプラグインが入らなかったのでyum_packageリソースを使ってインストールしています。

attributes/default.rb

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default['mackerel-agent']['package-action'] = 'upgrade'
default['mackerel-agent']['conf']['apikey'] = ‘API KEYをかく'
default['mackerel-agent']['conf']['plugins'] = true

サーバーにレシピを適用するとマカレルの管理画面にサーバーがでてくるのでロールを設定します。
これでサーバーのメトリクスを見ることができます。

プラグインを使う

マカレルには様々なプラグインが用意されています。
使い方はgithubのREADMEに書いてあります。
https://github.com/mackerelio/mackerel-agent-plugins

自分はプラグインを使って以下のことを行っています。

linuxマカレルプラグインを使って様々なメトリクスをだす

linuxマカレルプラグインを使えばswapやnetstat、Disk read time 等のグラフを表示することができます。

attributes/default.rb に以下を定義します。

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default['mackerel-agent']['conf']['plugin.metrics.linux']['command'] = '/usr/local/bin/mackerel-plugin-linux'

Unicornマカレルプラグインを使ってUnicornのメトリクスをだす

Unicornマカレルプラグインを使えばダッシュボードにUnicornのメモリとワーカ数のグラフが表示されます。

attributes/default.rb に以下を定義します。

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default['mackerel-agent']['conf']['plugin.metrics.unicorn']['command'] = "/usr/local/bin/mackerel-plugin-unicorn -pidfile=/var/www/app/shared/tmp/pids/unicorn.pid"

httpの監視

httpのレスポンスをチェックして監視を行います。
細かい設定を行いたい場合は、check-tcpがよいですが、単純なチェックでよいのであればhttpのほうが設定が簡単です。

attributes/default.rb に以下を定義します。

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default['mackerel-agent']['conf']['plugin.checks.http']['command'] = "/usr/bin/check-http -u http://localhost"

ログファイルの監視

nginxのログファイルを監視し、500系のエラーが頻発したときは通知するようにします。

attributes/default.rb に以下を定義します。

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/usr/bin/check-log --file /var/log/nginx/access.log --pattern 'HTTP/1\.[01]" [5][0-9][0-9] ' --warning-over 3 --critical-over 10 --return

監視ルールの設定

監視ルールを設定することで閾値を超えた際に通知をすることができます。
CPU、メモリ、ロードアベレージ、ディスク容量等の監視を管理画面より設定できます。
詳しい設定方法については以下を参照ください。

Slackに通知する

何か異常が起きた場合はSlackに通知をするようにします。
こちらも管理画面から設定できます。
具体的な設定方法については、ドキュメントを参照ください。

参考リンク

Google spreadsheetsを使ってデータの分析をする

データの分析によく使われるエクセルですが、Google Spreadsheetsでも様々な関数が用意されています。
関数を使えば日付の差分を調べたり、特定の条件に一致するデータをカウントすることができます。
Google Spreadsheetsを使ってデータの集計、分析をするためのTipsの紹介をします。

日付の差分を調べる

例えばユーザーの契約日数を調べたいとしましょう。
DATEVALUEを使って以下のように計算できます。

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=DATEVALUE("2016/05/17") - DATEVALUE("2016/05/01")

セルを指定することもできます。

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=DATEVALUE(A2) - DATEVALUE(A1)

月で表示したい場合は30で割ります。
FLOORは小数点を切り捨てるために使っています。

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=FLOOR((DATEVALUE("2016/05/17") - DATEVALUE("2015/05/01"))/30, 0.1)

特定の条件をカウントする

例えば、契約期間が1年未満のユーザーをカウントする場合はCOUNTIFSを使います。

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=COUNTIFS(A1:A1000, "<365")

COUNTIFSは複数条件を指定できます。
契約期間が1年以上〜2年未満のユーザーをカウントするということができます。

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=COUNTIFS(A1:A1000, ">=365", I3:I1009, "<730")

点数を分析する

平均点を求めることは AVERAGE を使えばできます。
平均だけでなくばらつきを求めると違った角度でデータを捉えることができます。
ばらつきは標準偏差を求める関数 STDEVPで求めることができます。

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= STDEVP(A1:E1)

例えばそれぞれの項目にたいして点数をつけるアンケートがあるとします。
以下の2つの項目は平均点は同じですが、標準偏差を求めるとばらつきがあることがわかります。
標準偏差を使えばこのようなデータを見つけることができます。

点数 平均点 標準偏差
6 7 9 7 6 7 1.095445115
8 5 10 7 5 7 1.897366596

サンプルを用意しました。参考にどうぞ。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1bOc3s8ikFcbBPGuzxDbRzd8KVT00lgQUDz275TJAIoE/edit#gid=0

Expressのインストールと構成を把握する

Node.jsのフレームワーク、Expressを試してみました。
ExpressはNode.jsでwebアプリケーションを作成するためのフレームワークです。

インストール

まずは、Node.jsをインストールします。

以下のページからパッケージをダウンロードしてインストールします。
https://nodejs.org/en/

次にnpmを使ってexpress-generatorをインストールします。
express-generatorはExpressのスケルトンアプリケーションを作成するコマンドです。
npmはNode.jsをインストールした際にインストールされていると思います。

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$ sudo npm install express-generator -g

スケルトンアプリケーションを作成する

expressコマンドでスケルトンアプリケーションを作成します。

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$ express myapp
$ cd myapp
$ npm install

起動してみます。

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DEBUG=myapp:* npm start

> myapp@0.0.0 start /Users/PMAC025S/Development/sample/nodejs/myapp
> node ./bin/www

myapp:server Listening on port 3000 +0ms
GET / 200 659.865 ms - 170
GET /stylesheets/style.css 200 9.088 ms - 111
GET /favicon.ico 404 70.846 ms - 1285

http://localhost:3000 にアクセスしてみます。
Welcome to Express と表示されていれば正常に起動できています。

サーバーの停止はCtrl + Cです。

ルーティング

ルーティングの基本的な構造です。

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app.METHOD(PATH, HANDLER)

app: expressのインスタンス
METHOD: HTTPメソッド(GET, POST, PUT, PATCH, DELETE等)
PATH: サーバーのパス
HANDLER: 実行する関数

Hello World!を返すルーティングのサンプルです。
/にGETリクエストを送ると、Hello World!が返却されます。

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app.get('/', function (req, res) {
res.send('Hello World!');
});

/にPOSTリクエストを送ると、Got a POST requestが返却されます。

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app.post('/', function (req, res) {
res.send('Got a POST request');
});

Expressの構造

express-generator で作成されたファイルを確認していきます。
ファイル構成は以下です。

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⇒  tree -L 2
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├── app.js
├── bin
└── www
├── node_modules
│ ├── body-parser
├── cookie-parser
│ ├── debug
│ ├── express
│ ├── jade
├── morgan
│ └── serve-favicon
├── package.json
├── public
│ ├── images
│ ├── javascripts
└── stylesheets
├── routes
│ ├── index.js
└── users.js
└── views
├── error.jade
├── index.jade
└── layout.jade

app.js

app.jsではアプリの設定やルーティングを定義します。
簡単なアプリであれば、ここに全て書いてしまってもよいでしょう。
express-generatorで作成されたファイル構成では、routes/views/ ディレクトリが作成されており、ルーティングやテンプレートは分離する構成となっています。

bin

実行ファイルが格納されます。

node_modules

Expressなどのモジュールが入っているディレクトリです。npmでインストールしたファイルが格納されます。

package.json

アプリの設定やメタ情報を定義するファイルです。

public

公開ディレクトリです、cssファイル、imageファイル、JavaScriptファイルを格納します。

routes

アプリケーションのルーティングと処理を定義したファイルを格納します。

viewsディレクトリ

テンプレートを定義したファイルを格納します。

Expressの構成は把握できました。
次はExpressを使ってチャットアプリケーションを作ってみたいと思います(次回へ続く)。

参考リンク

Rubyでスラッシュを意識せずにコーディングする方法

ファイルのパスを生成する際にセパレーターを意識しなくてはならず、どうにもいけていないコードがあります(ありますというか自分が量産していました)。
以下のようなコードです。

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path = "#{path1}/{$path2}"

セパレーターを意識せずコーディングできないものかと調べたところ、File.joinを使えばよしなにやってくれることがわかりました。
File.joinを使えばセパレーターを指定する必要はありません。

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File.join("hoge", "moge")
=> "hoge/moge"

File.joinは正しいであろうパスのフォーマットに補正してくれるため、//hogeのようなパスが生成されることもありません。

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File.join("hoge", "moge/", "/fuga")
=> "hoge/moge/fuga"

パラメーターが配列でもよしなにやってくれます。

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File.join(%w(hoge moge/ fuga))
=> "hoge/moge/fuga"

地味ですが、これでセパレーターの悩みから解放されて幸せになれます。

参考リンク