これから機械学習の理論を学ぶ人に最適な入門書とは?
こんにちは、SHOYANです。
様々なところで使われるようになってきている機械学習ですが、その仕組みを理解するには数学の知識が必要なため、そこが壁になっている人も多いことかと思います。という私もその1人です。今回、そのような初学者向けに良い入門本が出版されたので紹介します。
やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学の基本
2017年9月にマイナビ出版より発売されています。物語を読むような感覚で機械学習の理論と数学を学べるようになっており、これから機械学習の理論を学んでいく初学者に最適な1冊です。機械学習に使われる理論と数式について、アヤノ、ミオの2人の登場人物が会話形式で学んでいきます。
著者の紹介
著者の立石賢吾さんはLINE Fukuoka株式会社でデータ分析や機械学習を使った業務を行っているエンジニアです。プログラマのための数学勉強会@福岡も主催しています。
この一冊で機械学習の理論と数学、実装まで
機械学習でよく使われる、回帰、分類、クラスタリングとその理論についての説明が主な内容となっています。アヤノ、ミオの2人によって会話形式で話が展開されていくため、物語を読んでいく感覚で機械学習の理論を学んでいくことができます。数学については付録があり、そちらでより詳しく学べるようにもなっています。また、Pythonを使ったサンプルコードが用意されており、実際に動かすことができます。この1冊で機械学習の理論、数学、実装を一通り学べるようになっています。
これから機械学習の理論を学ぼうと考えている初学者に最適
私自身、初学者向けの機械学習の本を何冊か見てきましたが、この本が1番わかりやすいように思います。なぜかといいますと、アヤノ、ミオの2人による会話形式で話が展開されていくため、物語を読むように理論を学ぶことができます。また、疑問に思う部分についてはアヤノが質問するようになっており、そのおかげで都度疑問が解消されていきます。これから機械学習の理論を学び始める人、難しくて挫折してしまった人におすすめの入門書です。